[登壇レポート] Amazon FSx for Net App ONTAPにおけるファイルシステム/SVM/ボリューム/qtreeの分割の考え方を整理してみる #storagejaws
どういった単位で各リソースを分割すれば良いのか気になる
こんにちは、のんピ(@non____97)です。
2024年6月5日のStorage-JAWS #4にて、「Amazon FSx for Net App ONTAPにおけるファイルシステム/SVM/ボリューム/qtreeの分割の考え方を整理してみる」というタイトルで登壇しました。
登壇資料
用途や要件を意識してリソースを集約・分割しよう
Amazon FSx for Net App ONTAPにおけるファイルシステム/SVM/ボリューム/qtreeの分割の考え方を紹介をしました。
用途や要件を意識してリソースを集約・分割すると良いでしょう。
FSxNのSSDのミニマムは1TiBです。一環境で必要なストレージサイズが1TiB未満であれば、コスト圧縮のために集約すると良いでしょう。
なお、ボリュームの分割は慎重に行いましょう。ファイルシステムやSVMの構成を見直したい場合は作り直して、ボリュームをSnapMirrorすれば良いです。一方で、ボリューム内のデータをSnapMirrorで分割したり集約したりすることはできません。SnapMirrorを使用せずにボリューム内のデータを移行するのは時間もかかりますし、気にするべき要素が多いです。無用にボリュームを細かく区切りすぎるとSnapMirror relationshipの管理が負担になったり、同時転送数上限に引っかかったりします。
この記事が誰かの助けになれば幸いです。
以上、AWS事業本部 コンサルティング部の のんピ(@non____97)でした!
参考情報
FSxN全般
- Amazon FSx for NetApp ONTAP AWS Black Belt Online Seminar
- [登壇レポート]「FSx for NetApp ONTAP のエンドポイントについて語りたい」というタイトルで登壇しました #hibiyatech | DevelopersIO
- [初心者向け] Amazon FSx for NetApp ONTAP のアーキテクチャや各種エンドポイントを理解するために図を書いた | DevelopersIO
- [Amazon FSx for NetApp ONTAP] 実行できるONTAP CLIのコマンドは制限があるので注意しよう | DevelopersIO
ボリューム
- 結局Volumeは何個作成するのが良いの?【仕様を加味したVolume設計】 #初心者 - Qiita
- To Waffinity and Beyond: A Scalable Architecture for Incremental Parallelization of File System Code
- Scalable Write Allocation in the WAFL File System
- What is CPU utilization in Data ONTAP: Scheduling and Monitoring? - NetApp Knowledge Base
- Amazon FSx for NetApp ONTAP で Quality of Service を使用する | Amazon Web Services ブログ
- [Amazon FSx for NetApp ONTAP] エクスポートポリシーでボリュームにアクセスできるクライアントを制御してみた | DevelopersIO
- [Amazon FSx for NetApp ONTAP] FlexGroupで100TB以上のボリュームを作成してみた | DevelopersIO
- [登壇レポート]「上手く活用すればコスト削減につながる、ONTAPの Temperature Sensitive Storage Efficiency (TSSE) の紹介」というタイトルで登壇しました #hibiyatech | DevelopersIO